稀勢「自分は負け…何も言えない」白鵬取り直しの対戦相手

[ 2015年2月1日 05:30 ]

若荒雄の断髪式ではさみを入れる稀勢の里(右)

 白鵬が審判部を批判した一番の対戦相手だった大関・稀勢の里が「自分は負けているので(横綱の発言について)何も言えない」と見解を述べた。取り直しの瞬間の心境については「ああいう(不利な)形で取り直しに持ってこられたのでラッキーだった。もう一番必死にやるだけだと思った」と振り返った。

 過去に審判部の判定に不満を持ったことは「ない」と断言。「自分は“押して寄って”という不器用な相撲だから」と説明した。加えて「ただ一生懸命やるだけ。15歳から(角界に)入ってきたわけですから」と強調。

 初場所は11勝4敗で初優勝を逃した。春場所(3月8日初日、大阪市ボディメーカーコロシアム)に向け「いい成績を残せるように頑張りたい」と4日から稽古を再開する。

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