3時間21分の激闘制す!上地組 逆転で車いす女子複連覇

[ 2015年1月31日 05:30 ]

車いすの部女子ダブルスで優勝し喜ぶ上地(右)、ホワイリー組

テニス全豪オープン第12日 車いすの部・女子ダブルス

(1月30日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 車いすの部は女子ダブルス決勝で世界1位の上地結衣(20=エイベックス)とジョーダン・ホワイリー(22=英国)のコンビがオランダのペアに4―6、6―4、7―5で逆転勝ち。3時間21分に及んだ激戦を制して、昨年に続いて連覇を達成した。上地は31日のシングルス決勝で2冠を狙う。

 相手のバックハンドがネットにかかり、長い戦いに決着がついた。ロングマッチを制した上地は、ホワイリーと車いすをぶつけながらハグ。「こんなに長い試合はあまりない。久しぶりに疲れた」とホッと息をついた。

 互いにミスが少なく、緊張感のあるラリーが続いた。最終セットは4―5で迎えた第10ゲームで相手のマッチポイントをしのぎ、第12ゲームの2本目のマッチポイントで試合を決めた。

 昨年はこのダブルスで4大大会初タイトルを獲得し、世界No・1に駆け上がった。ただし、4大大会タイトルを総なめにした中で唯一獲り逃したのが全豪シングルスだ。試合後はすぐに腰の治療を済ませ、コンディションを整えた。「去年獲れなかったのはこの大会だけ。あしたも頑張りたい」と力を込めた。

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