錦織、難敵フェレールにストレート勝ち「初めて 少しビックリ」

[ 2015年1月26日 16:47 ]

全豪オープン男子シングルス4回戦、ベスト8入りを決め、ガッツポーズをする第5シードの錦織圭

テニス全豪オープン第8日 男子シングルス4回戦 錦織圭 6―3、6―3、6―3 ダビド・フェレール

(1月26日 メルボルン)
 過去6勝3敗、昨年は4戦全勝と相性のいいダビド・フェレール(32=スペイン)にストレート勝ち。昨年の全米オープンに続き四大大会で2大会連続、全豪では3年ぶりとなる8強入りを決めた錦織圭(25=日清食品)は充実の表情で試合を振り返った。

 「少しビックリしています。この相手(フェレール)に3セット(ストレート)で勝つのは初めてなので。ファイナル(フルセット)を覚悟していたので、大きな舞台で、こういう形で勝てて本当にうれしい」

 過去9回の対戦でフルセットまでもつれたのは実に7回。ストレートで試合が終わったのはフェレールが勝った2試合だけで、錦織がストレート勝ちは初めてだった。

 世界ランキングでは5位の錦織に対し、フェレールは9位だが、錦織にとっては「挑戦者の気持ちになって臨める相手」でもあり、序盤から積極的に攻めた。フェレールの粘りに苦しめられる場面もあったが、ここぞの場面で抜群の集中力を発揮して、つけ入るスキを与えなかった。

 全豪初の4強がかかる準々決勝は前年覇者のスタン・ワウリンカ(29=スイス)との対戦。昨年の全米ではフルセットの末に勝利している相手だが、錦織は「アグレッシブで、いいプレーをしていると思う。負けないように頑張ります」と警戒心を強める。悲願の四大大会初制覇へ、日本のエースは着実に前進していく。

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