錦織 世界的名コーチがV候補2番手推し!22日ドディグ戦

[ 2015年1月22日 05:30 ]

全豪オープン男子シングルス2回戦に向け、練習する錦織圭

全豪オープンテニス第3日

(1月21日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 男子シングルスで第5シードの錦織圭(25=日清食品)は22日午前11時(日本時間同9時)すぎから世界ランキング86位のイワン・ドディグ(30=クロアチア)との2回戦に臨む。地元紙では世界的名コーチから優勝候補に挙げられるなど、初戦のストレート勝ちで海外の評価も高まっている。女子ダブルス1回戦では第15シードのクルム伊達公子(44=エステティックTBC)、ケーシー・デラクア(29=オーストラリア)組が、中国ペアに4―6、7―5、7―6で逆転勝ちした。

 全豪オープンらしからぬ気候が続いていたメルボルンに、真夏の日差しが降り注いできた。30度を超える暑さの中、錦織は世界ランク20位のジル・シモン(フランス)と会場内のコートで練習を行った。前日のアルマグロ戦はストレート勝ちで第5シードの貫禄を示した。そんな錦織を照らすスポットライトも、これからは強まっていきそうだ。

 この日は地元のヘラルド・サン紙に大きな写真入りの記事が掲載された。その中でオーストラリアの名コーチ、ダレン・ケーヒル氏は錦織を第1シードのジョコビッチ(セルビア)に次ぐ優勝候補に推した。ヒューイットやアガシといったNo・1選手を指導した世界的なコーチから見ても、錦織のテニスは4大大会制覇にふさわしいものに映ったようだ。4大大会7度優勝のジョン・マッケンロー氏(米国)も、波乱の起きやすい全豪で錦織がサプライズになるかもしれないと予想した。

 2回戦の相手は5度目の対戦となるベテランのドディグだ。錦織は初戦後のテレビインタビューで「サーブがとてもいいのと、アグレッシブなプレーが多い。ダブルスもできる選手なのでネットプレーもうまい。嫌な相手だとは思う」と印象を語っていた。

 力強いサーブを武器とするものの、錦織のリターン力を凌駕(りょうが)するほどではない。これまでの対戦成績も3勝1敗と大きく勝ち越している。大会はまだ序盤戦。男子の上位シードは順当に勝ち上がってきている。ここでもたついているようでは優勝はおぼつかない。

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