錦織 黄緑ウエアで勝負、大自然と太陽イメージの進化KEI

[ 2015年1月19日 05:30 ]

ユニクロで販売されている錦織全豪着用モデル

 4大大会初制覇へ、勝負カラーは黄緑色!テニスの全豪オープンは19日にオーストラリア・メルボルンで開幕する。男子シングルス1回戦で20日に登場予定の錦織圭(25=日清食品)は18日、会場内の練習コートで午前、午後と2度の練習を行った。今大会は自らが選んだオリジナルグリーンのウエアを着用予定。オーストラリアの日差しに映える勝負服が、錦織の快進撃を後押しする。

 身も心も準備は整った。昨年の全豪オープンは明るいイメージの黄色いウエア。今回のものはオーストラリアの大自然や、さんさんと輝く太陽の光をイメージしたカラーリングになった。

 ウエアを提供するユニクロ関係者は「本人がこだわり抜いて決めた色で、今までのユニクロの商品にはなかったオリジナルカラー」と説明した。何度も錦織が試作品を確認し「明るすぎる」「これだと少し暗い」と注文を出して決めた“KEI’sグリーン”と言える黄緑色だ。

 緑色は安心や安定といった心理効果が働く。今回は第5シードという不慣れな立場で「常に自然体でいること。今まで通りのテニスをするだけ」と心掛ける錦織に落ち着きをもたらす緑色は最適だ。そこに黄色が加わることで軽快なイメージもプラス。若々しさとはじけるテニスにふさわしい色に仕上がった。

 昨年大会では熱波のために気温が40度を超え、高温警報も発令される日もあった。軽量化だけでなく、背中部分は通気性の高いメッシュ生地を採用することで暑さ対策も施してある。すでにオーストラリアのユニクロでは販売されているが、日本では19日から一部店舗とオンラインストアで販売する。限定だった昨年の楽天ジャパン・オープン優勝記念モデルやATPツアー・ファイナルモデルは完売。新型モデルにもすでに問い合わせが届いているといい4大大会制覇となれば反響の大きさは計り知れない。

 この日の錦織はトミー・ロブレド(32=スペイン)、パブロ・クエバス(29=アルゼンチン)を相手にそれぞれ練習を行った。いずれも初戦の相手となるニコラス・アルマグロ(29=スペイン)と同じストローク戦を得意とする片手バックハンドの使い手。テニスの仕上げも順調に進んでいる。

 ◆19日の全豪オープンテレビ放送
 ▽WOWOWプライム 8・30~、13・00~
 ▽WOWOWライブ 16・45~ ※全て無料放送

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