錦織に難敵!?1年前は世界4位のデルポトロが全豪“隠れシード”

[ 2015年1月15日 08:12 ]

全豪オープンでノーシードながら侮れないデルポトロ

 今年最初の4大大会となる全豪オープン(19日開幕、メルボルン)のシード選手が14日に発表され、男子シングルスの錦織圭(25=日清食品)が第5シードに入った。

 第5シードで、準々決勝進出まで格上との対戦を回避できる。優勝まで7試合を戦い抜く必要がある4大大会では体力温存は不可欠。小兵の錦織となればなおさらで、メリットは大きい。

 だが、今回の全豪オープンに限ってはノーシードに危険極まりない相手が隠れている。それが09年全米オープン覇者のデルポトロ(アルゼンチン)だ。昨年3月に左手首の手術を受け、今週のシドニー国際から復帰。現在の世界ランキングは338位まで落ちているが、1年前は世界4位。公傷制度を使って出場する全豪オープンはノーシードとなるため、誰もが1回戦で対戦する可能性があるのだ。

 14日のシドニー国際2回戦では、全豪オープンで第16シードとなったフォニーニ(イタリア)を撃破した。錦織も「みんなが一番やりたくない相手でしょう。1年も休んでいてしっかり勝つのは実力がある証拠。No・1も狙える選手なので…」と話し始め、「あまり言うと当たりそうなので、このへんでやめときます」と笑った。同じブロックに入りませんように――。上位選手は誰もがそう願っている。

続きを表示

2015年1月15日のニュース