米1勝狙う遼、背水の阿部、カズ…覚悟誓うスポーツ界の年男たち

[ 2015年1月1日 08:28 ]

ひつじ年のアスリート(左から)石川遼、三浦知良、阿部慎之助

 昨年のスポーツ界。ソチ五輪のフィギュアスケートで悲願の金メダルはならなかったが、圧巻のフリー演技で全世界を魅了した浅田真央(1990年生まれ)をはじめ、相撲界ホープの遠藤(同)、男子ゴルフで初の賞金王に輝いた小田孔明(1978年生まれ)。多くの午年の選手が輝きを放ったが、今年はどんな年男・年女が活躍してくれるだろうか。ひつじ年のアスリートをピックアップ。

 ゴルフ界では石川遼。アマチュアゴルフ界にすい星のように登場、“ハニカミ王子”として人気を集めたのが16歳のころだが、今やゴルフ界をけん引を担う存在に成長した。オフは、スコアの鍵を握る1Wの精度を高めるためのトレーニングを徹底。ライバル松山英樹に先を越された米ツアー初勝利へ、今月から再開する米ツアーはソニー・オープンを回避して22日開幕のヒューマナ・チャレンジ(米カリフォルニア州)から参戦する予定だ。

 サッカーは1月に連覇のかかるアジア杯が開幕。代表に選ばれた年男は独シュツットガルト所属の酒井高徳ただ一人だった。2回り上の世代では、キングカズこと三浦知良。47歳の昨年は、自身の持つJリーグ最年長出場記録更新。今年もさらなる記録更新の期待がかかる。 中山雅史、武田修宏、井原正巳といった、カズとともに“ドーハの悲劇”を味わったメンバーも同じ生まれ。

 野球界では、捕手から一塁手へ転向する巨人・阿部慎之助が“背水の陣”で臨む。打撃に専念するためにコンバートを決め「心機一転、駄目だったら辞めるという思いでやってみようと思います」。強い覚悟を胸に、新たな1年を迎える。また、セ・リーグの新人王を獲得した広島の大瀬良大地や昨年末TBSの枡田絵理奈アナウンサーと結婚した広島の堂林翔太、西武・菊池雄星、DeNA・筒香嘉智など“雄星世代”の活躍も期待したいところ。

 ▼ひつじ年生まれの主なスポーツ選手

【1943年生まれ】アントニオ猪木(プロレス)、ファイティング原田、輪島功一(ボクシング)

【1955年生まれ】佐藤直子(テニス)、森口祐子(ゴルフ)、西野朗(サッカー)、掛布雅之(野球)、具志堅 用高(ボクシング)、倉本 昌弘(ゴルフ)、

【1967年生まれ】中西学(プロレス)、大久保博元(野球)、三浦知良、武田修宏、手倉森誠(サッカー)安生洋二(プロレス)大林素子(バレーボール)清原和博(野球)

【1979年生まれ】阿部慎之助、五十嵐亮太、能見篤史、岩村明憲(野球)、魔裟斗(格闘家)、渋井陽子(陸上)、宇佐美大輔(バレーボール)小笠原満男、高原直泰、中田浩二、坪井慶介、小野伸二(サッカー)、村上幸史(陸上)、池添謙一(競馬)

【1991年生まれ】鈴木聡美(水泳)酒井高徳、森岡亮太、原口元気(サッカー)、大迫傑(陸上)大瀬良大地、菊池雄星、今宮健太、堂林翔太、筒香嘉智(野球)川中香緒里(アーチェリー)、石川遼(ゴルフ)ディーン元気(陸上)奈良くるみ(テニス)、松平 健太(卓球)

続きを表示

2015年1月1日のニュース