13歳の“新星”樋口新葉、女子SP高得点で笑顔の3位発進

[ 2014年12月27日 18:58 ]

<女子SP>華麗な演技を見せる樋口

 フィギュアスケートの全日本選手権は27日、長野市ビッグハットで女子ショートプログラム(SP)が行われた。全日本ジュニア女王の13歳、樋口新葉(わかば=日本橋女学館中)は64・35点をマークし3位と好スタートを切った。首位は66・60点の本郷理華(18=愛知みずほ大瑞穂高)、2位は64・48点で宮原知子(16=関大高)。村上佳菜子(20=中京大)は57・55点で9位スタートとなった。

 今大会女子で最年少の樋口が会場を沸かせた。3回転ルッツ―3回転トーループを決めるなどリズムに乗った軽快な演技を披露。演技を終えると、大歓声の中でガッツポーズもみせ、充実した表情を浮かべた。

 年齢制限で世界選手権(来年3月、上海)代表選考の対象外だが、4年後の五輪を見据える有望株。21世紀スタート直後の01年1月2日生まれで、新葉という名前には「新世紀」という意味が込められている。休養中の浅田真央(24=中京大)が不在で、誰が勝っても初優勝となる今大会。女子フィギュア界待望の“新星”が、最高の輝きを放ち始めた。

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