みなみ “プロ仕様”に肉体改造、ツアー2勝目へ「最強の体を」

[ 2014年12月20日 05:30 ]

早くも肉体改造!?表彰前に団子をパクリと食べる勝みなみ

 女子ゴルフのKKT杯バンテリン・レディースで史上最年少ツアー優勝を飾ったアマチュアの勝みなみ(16=鹿児島高1年)が“プロ仕様”ボディーでツアー2勝目を狙う。19日は日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)の都内での表彰式に参加。14年の特別賞を受賞した。勝利のためにオフは肉体強化に取り組むことを明かした。

 堂々の優勝宣言だ。勝は壇上で特別賞受賞のあいさつをするはずが、「マイクを握った瞬間に頭が真っ白になっちゃった。スピーチの内容を考えてきたのに」と一瞬、沈黙。ゴルフでは強心臓ぶりを見せる勝も表彰式の独特な雰囲気に圧倒された。それでも、最後は「来年は2勝目を目指して頑張ります」と力強く抱負。巻き起こった拍手喝采に照れ笑いを浮かべた。

 目標のツアー2勝目に向けて既に始動している。今年は4月にツアー初優勝を飾ったものの、その後はプロツアーとアマ大会の掛け持ちで疲労が蓄積した。特に日本ジュニアなどアマの試合が続く夏は体重が4~5キロ減り、飛距離も10ヤードほど落ちたという。プロと戦う中で、勝は「自分は体幹が弱い」と課題を分析。そのため今オフはフィジカルトレーニングを徹底的に行う意向だ。

 16歳の女子高生はオフシーズンも休む間もなく18日からのナショナルチームの合宿に参加。都内の国立スポーツ科学センター(JISS)でフィジカルトレーニングに打ち込んだ。今後はナショナルチームで教わった体幹トレーニングのメニュー10種類を30回、毎日行うことを誓い「最強の体を目指します」と言い切った。

 20日からは温暖な宮崎に場所を移し、練習ラウンドを行う予定。技術面ではショートゲームを課題に挙げ、「アプローチもパターも、もっと内容を詰めていきたい」と語る。既に来年3月のTポイント・レディースと4月のKKT杯バンテリン・レディースの出場は決定。最強ボディーを手に入れた先に有言実行の2勝目が見えてくる。 

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2014年12月20日のニュース