相撲協会理事会・評議員会で値上げ意見も、入場料据え置き

[ 2014年12月20日 05:30 ]

 日本相撲協会は東京・両国国技館で理事会、評議員会を開き、公益財団法人となって初の来年度予算案と事業計画を報告した。本年度の収支決算も含め、来年2月以降に理事会を経て評議員会で承認される。

 今年の大入りは計58日間で、97年(77日間)以来の多さで人気が回復傾向にある。一方、野球賭博問題や八百長問題の影響で多額の赤字を招いた影響で財政状況は厳しい。元文部科学副大臣の池坊保子評議員会議長によると、一部評議員から入場料の値上げの意見もあったという。ただ、北の湖理事長(元横綱)は値上げしない方針で「(財政面は)常に厳しい。お客さまに来ていただけるように努力していく」と話した。

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2014年12月20日のニュース