筑波大 戦力上向き、司令塔・山沢が躍動 大東大に快勝

[ 2014年12月15日 05:30 ]

<筑波大・大東大>後半13分、トライを決め、亀山(左)に祝福される筑波大・山沢

ラグビー全国大学選手権 筑波大44―22大東大

(12月14日 秩父宮ほか)
 第2ステージ第1節の8試合が行われ、C組の筑波大は44―22で大東大を下した。筑波大は公式戦復帰2試合目の山沢拓也(2年)が2トライを挙げる活躍。今季は主力に故障者が相次ぎ、関東大学対抗戦は3勝4敗の5位と低迷も、ここへ来て戦力も充実。王者・帝京大の隠れ対抗馬が好スタートを切った。また、帝京大、早大など対抗戦5チームはそろって白星発進。関西勢は全敗と、今季も東高西低の様相を呈し、来年1月10日の決勝(味スタ)に向けて、戦いの火ぶたが切られた。

 筑波大に日本代表のジョーンズ・ヘッドコーチもほれ込む司令塔が戻ってきた。同点の前半38分、相手陣10メートルライン付近でパスを受けた山沢が加速。2人をハンドオフで突き飛ばし、40メートルを独走する勝ち越しトライを奪い「キックミスが多かったので、自分で行くことにした。トライまで持っていけたのは良かった」と話した。3月に左膝前十字じん帯を断裂。11月中旬にようやくフル練習に復帰し、公式戦復帰2戦目ながら、強烈なインパクトを残した。他の主力も相次いで復帰。下克上日本一へ、古川拓生監督も「長期離脱者に試合勘が戻れば、チームとしてももっと良くなる」と手応えを語った。

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2014年12月15日のニュース