審議40項目全て全会一致で承認 五輪アジェンダ2020

[ 2014年12月10日 05:30 ]

 IOCがモナコで開いている臨時総会は第1日の8日、中長期改革「五輪アジェンダ2020」の40項目の審議を全て終了し、全項目を全会一致で承認。バッハ会長は「五輪の独自性や価値、将来像を示す絵ができた」と満足感を示した。

 開催都市に複数種目の提案権を認めたため、参加選手数の上限と定めた約1万500人を上回ることが懸念されているが、同会長は「大会組織委員会が提案すれば(選手の)数を増やす機会も出てくる」と述べ、開催都市の意向に沿って柔軟に対応するとの考えを示した。これに呼応するように、20年東京の調整委員長を務めるコーツ副会長は、選手数や種目数の上限を超えることになっても、既に行われている種目から「削減する必要はない」との認識を示した。

 9日は08年にセルビアからの独立を宣言したコソボの国内オリンピック委員会(NOC)を正式承認し、臨時総会は閉幕した。

続きを表示

2014年12月10日のニュース