みなみ“全米女子出場”の野望…大谷との対面には「ヤバイ」

[ 2014年12月2日 05:30 ]

<スポニチフォーラム2014>受賞の喜びを語る勝みなみ

スポーツニッポンフォーラム制定「FOR ALL 2014」表彰式

(12月1日 東京ドームホテル)
 ゴルフ界のニューヒロインがうれしい受賞だ。アマの勝みなみ(16=鹿児島高1年)は4月のKKT杯バンテリン・レディースをツアー史上最年少の15歳293日で制した功績が称えられ、ハートフル賞に輝いた。壇上では「このような賞を頂けて本当に光栄です」と喜びを語った。

 前週のLPGAツアー選手権リコー杯を24位で終え、今年の試合は全て終了した。勝は既に来季を見据えており、その視線の先にあるのは米国だった。「チャンスがあれば出たい」と来年の全米女子オープン出場に意欲を示した。

 今年から全米女子オープンの最終予選会が日本でも開催され、勝と同学年の橋本千里(16=ルネサンス豊田高1年)が出場権を獲得。本戦でも予選を突破し、68位に入った。実は勝も最終予選会にエントリーしていたが、九州女子アマと日程が重なったため地元の大会を優先していた。「仲の良い千里ちゃんが頑張っているのを見て刺激になった」と話しており、親友に続くアマでの出場を目指す。

 来季の展望を語った一方で、16歳の女の子らしい一面も見せた。グランプリ受賞の日本ハム・大谷と初対面すると「ヤバイ!格好いい!」と赤面。祖父・市来龍作さん、母・久美さんと4人で記念撮影も済ませ「普段は人を格好いいと言ったりはしないけど、顔が小さくて素敵だった」とはにかみながら話した。

 来年1月には日本代表の派遣試合であるオーストラリアアマへの出場を予定。プロツアーでは既に推薦を得ているTポイント・レディース、ディフェンディングチャンピオンとなるKKT杯バンテリン・レディースへの出場が決まっている。「来年は今年以上にプロの試合に出たい。優勝を目指して頑張りたい」。海外メジャー挑戦に、国内2勝目。16歳のヒロインはノンストップで走り続ける。 

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