演技を振り返った羽生「回転遅い感覚あった」 

[ 2014年11月28日 23:05 ]

男子SPの演技前に手を合わせる羽生結弦

 羽生は穏やかな表情で精彩を欠いた演技を振り返った。

 ――SPは5位。

 「(自己採点は)30点。すごく悔しい。実力不足だと思う。この感情が絶対にフリーにプラスになる」

 ――激突から再起した。

 「ここにいるのは奇跡に近い。車いすにも乗っていた。(負傷後)初めて滑った時はどうしようもなく痛かった。父と母に出られないかもと相談した。試合に出られる状態になったことがうれしい」

 ――ジャンプでミス。

 「体力がなかったわけではないと思う。ほとんど回復もしてきている。ハンディは感じなかった。跳んでいるフォームは間違いなくいいし、自分の中でも(成功の)目星はついている。回転の速度が遅い感覚があった」

 ――フリーへ。

 「フリーはもっと得点を稼げる。(演技構成の)難度を落としたと言っても(ソチ冬季)五輪で滑ったものと変わらない。ファイナルに行くために順位は大事。しっかりNHK杯を乗り切りたい。明日(29日)は明日で新しい演技。自信を持って一生懸命やりたい」

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2014年11月28日のニュース