佳菜子、逆転ファイナルへ勝負「中身をがらりと変えました」

公式練習に臨む村上。演技構成を大幅に変えて勝負する

フィギュアスケートＧＰシリーズ第６戦ＮＨＫ杯

（２８日開幕　大阪なみはやドーム）
　女子の村上佳菜子（２０＝中京大）は演技構成を大きく変えて逆転ファイナル切符を狙う。「中国杯からフリーもショートプログラムも中身をがらりと変えました」

　Ｖなら文句なし、２位でもファイナル出場への可能性が残る。大事な戦いで２０歳が勝負に出た。ショートプログラムでは後半に入れていた３回転フリップを前半に持っていき、逆にステップを後半に組み込んだ。フリーでは３―３回転のジャンプにも挑戦する。「もちろんファイナルに行きたい。確実なのは優勝すること。全てを出したら結果は付いてくる。練習をいっぱいしてきたからそれを出したい」と力を込めた。

　８日の中国杯３位は「順位はうれしいが、演技としては悔しい」と不満が残った。日本女子のエース候補が短期間で生まれ変わった姿を披露する。