逸ノ城勝ち越し 新関脇では2年ぶり「ホッとしてます」

[ 2014年11月23日 05:30 ]

稀勢の里(右)をはたきこみで破る逸ノ城

大相撲九州場所14日目

(11月22日 福岡国際センター)
 新関脇の逸ノ城が勝ち越した。先場所は立ち合い変化で倒した稀勢の里に押し込まれたものの「余裕があった」と回り込みながらはたき込んだ。新関脇で勝ち越したのは12年秋場所の妙義龍以来。これまで3横綱2大関に敗北して上位戦ではいいところがなかったが、今場所最後の大関戦で白星を飾り「上位のみんなと当たって勝ち越しはうれしい。ホッとしてます」と重圧から解放されて笑顔を浮かべた。

 新入幕で13勝2敗を飾った先場所後、ストレスが原因で帯状疱疹(ほうしん)を発症。1週間余り入院して治療した。そのため調整が遅れて九州入り後は関取衆と一度も稽古を行えないまま初日を迎えただけに「稽古をもっとしないと」と意気込む。千秋楽の相手は鳥取城北高の先輩・照ノ富士。「残して残して前に出る」と9勝6敗で場所を終えることを誓った。

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2014年11月23日のニュース