アガシ氏 錦織に太鼓判「世界No.1。4大大会でも勝てる」

[ 2014年11月23日 05:30 ]

所属する日清食品nのキャラクター「ひよこちゃん」の着ぐるみを着て登場した錦織(左)はアガシ氏の横で恥ずかしそうな表情を見せる

 “テニスの革命児”も日本のエースに称賛の言葉を並べた。男子テニスの世界ランキング5位の錦織圭(24=日清食品)は22日、東京・有明コロシアムで行われた東日本大震災チャリティーマッチで、元世界1位のアンドレ・アガシ氏(44=米国)と初対戦した。

 世界最高レベルのストローク力とリターン力を兼ね備えた2人。19年ぶりに日本で試合をしたアガシ氏は「お金を払ってでも見たい数少ない選手。信じられないくらい速い」と錦織を評し、「4大大会でも勝てる。世界No・1にもなれる」と今後の活躍にも太鼓判を押した。

 約1万枚のチケットは即日完売。2人のラリーは真剣勝負さながらの鋭いショットの応酬となった。アガシ氏は「強いて挙げればサーブをもっと効率的に」と課題も指摘しつつ「常に素晴らしいプレーをする必要はない。大切なポイントで相手に勝ることが必要」と精神面のアドバイスも送った。

 錦織は「今の選手には少ないフラット系で、現役の選手よりもフォアが伸びてくる」とその迫力に面食らった様子。「ストロークでの展開の速さは勉強になる」とプレーぶりに共感した。錦織の右手首の痛みのため予定していた3セットマッチから8ゲームマッチに短縮されたが、プレースタイルを比較されることも多いレジェンドとの貴重な時間となった。

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2014年11月23日のニュース