東海大リーグ戦白星締め 自信のスクラムで圧倒

[ 2014年11月23日 05:30 ]

<東海大・大東大>33対31で勝利しスタンドの応援団に挨拶する東海大フィフティーン

関東大学ラグビー 東海大33―31大東大

(11月22日 秩父宮)
 リーグ戦1部の1試合が行われ、東海大が33―31で大東大を下した。5点を追う後半35分に、スクラムトライで大東大を逆転した。東海大は勝ち点25としてリーグ戦の今季全日程を終了。2位以上が確定し、30日に流通経大が引き分けるか負けた場合は、2季ぶり6度目の優勝となる。

 こだわりが詰まった逆転劇だった。5点を追う後半35分、相手インゴールまで8メートルの位置で相手ボールのスクラムとなると、FW8人が一体となって押し、相手の反則を誘ってマイボールスクラムに。この後も大東大を圧倒し、2度のペナルティーでいずれもスクラムを選択。最後は8メートルを押し切ってNo・8金堂(4年)が逆転トライを奪った。ユニット練習では、スクラムに多くの時間を割いている。CTB林主将(4年)は「ショットの選択もあったが、押し切れるという自信があったのでスクラムを選択した」と胸を張った。

 ≪大東大 14点リード守れず≫一時は14点をリードしながら逆転負け。それでも青柳勝彦監督は「うちらしい強気のプレーが出た」と前向きに振り返った。これまでのセンターからウイングに配置転換されたサウマキ(2年)が、抜群の突破力を生かして2トライ。逆のWTB戸室(2年)も2トライと策がはまった一方、無駄なペナルティーから崩れるもろさも見せた。大学選手権に向け指揮官は「精度の問題。選手権で笑えるようにしたい」と話した。

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2014年11月23日のニュース