フィギュア村主章枝、現役引退を表明 五輪2大会入賞

[ 2014年11月13日 11:23 ]

2006年トリノ五輪で4位に入った村主のフリー演技

 2002年ソルトレークシティー、06年トリノ両五輪のフィギュアスケート女子で入賞したフィギュアスケート女子の村主章枝(33=Kappa)が13日午前、現役引退を表明し、東京都内で引退会見に臨んだ。

 終始笑顔で28年間に及んだ現役生活を振り返った村主は「まだ(現役で)やっていたのと驚かれるのという人もいると思いますが、もう一度五輪の舞台に立ちたいと思い、小さな予選大会から頑張ってきました。次回五輪は37歳。現実を見つめ直し、引退を決意しました」と話した。

 今後については世界的コリオグラファー(振付師)であるローリー・ニコル氏に師事して指導技術を磨き、プロの振付師として後進の指導にあたる予定。豊かな表現力で「氷上のアクトレス」を称されただけに「羽生(結弦)選手にも振り付けを頼まれるような振付師になりたい」と目標を掲げた。

 村主は6歳からスケートを始め、97年の全日本選手権女子シングルスで初優勝。02年のソルトレークシティ五輪で5位入賞、06年のトリノ五輪では4位に入賞するなど、第一人者として長年フィギュアスケート界をけん引した。その後は度重なる故障もあり、10年バンクーバー、14年ソチと2大会連続で五輪出場を逃していた。今季は全日本選手権出場を目指して10、11月に行われた東日本選手権に出場も、8位にとどまり出場権を逃していた。

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