バスケ国内男子L統合難航 国が一本化に向けて仲裁も

[ 2014年11月13日 05:30 ]

 バスケットボールの国内男子リーグの統合が難航し、国際連盟(FIBA)から日本が国際試合出場停止などの処分を受けることが決定的となっている問題が、異例の事態に発展した。

 下村博文文部科学相が12日の衆院文部科学委員会で、「国が乗り出して一本化に向けた仲裁なりをしていかざるを得ない」と発言。「(スポーツ界の問題に)政府が安易に介入するべきではない」と前置きした上で、「このままの状態だと五輪に日本男子が出られないかもしれない。当事者間の調整能力が限界に来ている」と指摘した。

 日本オリンピック委員会(JOC)の青木剛専務理事は、「日本協会の関係者に対して警鐘を鳴らしたということだと思う」と話した。日本協会はこの日、都内で理事会を開いたが、進展はなし。丸尾充会長代行は「(文科相)発言の内容がまだ分からないが、真摯(しんし)に耳を傾ける」と険しい表情を浮かべた。

続きを表示

2014年11月13日のニュース