羽生 検査結果は頭部挫創などで全治2~3週間

[ 2014年11月10日 15:18 ]

9日に車イスに乗って帰国した羽生

 日本スケート連盟は10日、フィギュアスケートの中国杯(上海)で頭部、顎などを負傷した羽生結弦(ゆづる、19=ANA)が前日(9日)の緊急帰国後に都内の病院で受けた精密検査の結果を発表した。検査結果は「頭部挫創、下顎挫創、腹部挫傷、左大腿挫傷、右足関節捻挫」で、全治2~3週間の見込みとなっている。

 羽生は28日開幕のNHK杯(大阪・なみはやドーム)にエントリーしているが、出場は厳しい情勢となった。

 「昨日帰国後、病院へ行き精密検査をおこないました。皆様にはご心配とご迷惑をおかけしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいですが、まずは、ゆっくり休み治療したいと思います。今後のスケジュールについては、ケガの回復具合をみながら検討したいと思います」とコメントを発表。

 羽生は8日、男子フリー前の6分間練習で閻涵(エン・カン、18=中国)と正面衝突。顔面を氷に打ち付け、頭と顎から流血してしばらく動けなかったが、止血後に強行出場。ジャンプで5度も転倒しながら何とか滑りきって2位に入った。当初は大会後に拠点のカナダに戻る予定だったが急きょ変更し、9日に帰国。上海のホテルを出る際も成田空港の到着ロビーに現れた際も、車いすに乗った痛々しい姿だった。 

続きを表示

2014年11月10日のニュース