リオへ再出発!浅見 1年の休養経て復活、2年ぶり頂点

[ 2014年11月10日 05:30 ]

渡名喜に寝技をかける浅見(右)

 柔道の講道館杯全日本体重別選手権最終日が9日、千葉ポートアリーナで行われ、男女計7階級が行われ、女子48キロ級は元世界女王の浅見八瑠奈(26=コマツ)が2年ぶり4度目の頂点に輝いた。1年間の休養を経て復活し、16年リオデジャネイロ五輪へ再スタートを切った。同63キロ級は世界ジュニア女王の嶺井美穂(17=桐蔭学園高)が初制覇。大会終了後の全柔連の強化委員会でグランドスラム東京大会(12月5日開幕、東京体育館)の男女代表56選手が決まった。

 浅見が畳の上に帰ってきた。「負けたら次がないと思っていた。優勝できてよかった。自分との闘いだった」。2年ぶり4度目の栄冠に安どの表情を見せた。渡名喜(帝京大1年)との決勝は延長戦に突入。「攻め込まないと指導が取れない」と攻め続け、2分24秒で相手が指導を受けた。

 10、11年世界女王は12年ロンドン五輪出場を逃し、13年世界選手権後に1年の休養を決断。今年3月にはフランスで練習しながらホームステイも経験し、「リスクのある場所に身を置いてやるべきだと思った。自分の弱さと向き合えた」と言う。「再スタートを切った気持ち。国際大会で優勝したい」。浅見がリオへの道を切り開く。

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2014年11月10日のニュース