冨田の弁護士語る潔白の4つの理由 動機、場所、大きさ、証拠映像

[ 2014年11月6日 17:29 ]

カメラの模型を示し会見する冨田(中)右は国田弁護士

冨田尚弥弁明会見

 冨田の代理人を務める国田武二郎弁護士は、無実である4つの理由を挙げ説明した。

 まず最初に挙げたのは動機。「冨田選手はあの会場でカメラを盗む動機があったのか?彼はカメラの知識がなく動機がない」とキッパリ。続く第2の理由は場所。「メーンプールのプールサイドという人目につきやすいところで、監視カメラもあると知っていた。そういうところで日本の代表である彼があえてリスクを冒して盗むだろうか?」。

 第3の理由はカメラの大きさ。「小さいカメラだったら考えられるかもしれないがあんな大きなカメラを盗むということは果たしてありえるだろうか?」。冨田が盗んだとされるカメラは1キロ超で片手では余るほどの大きさだ。

 第4の理由は証拠の映像がないこと。「彼が本当に盗んだというなら、韓国の警察は盗んだシーンを見せて納得させるべきだが、それがないのは不自然。水連や日本人で決定的なシーンを見た者もいない」。韓国警察は決定的な映像を持っているという説もあるが、国田弁護士が確認した範囲ではそうした映像を見た人間はいないという。

 また、韓国警察が犯行時間としている午前10時48分は、冨田が松田丈志と雑談していたというアリバイがあるとも主張。ただし韓国警察の主張が午前11時48分に変わっているという報道もある。

 こうした理由を元に、韓国警察の捜査について「最初から結論ありきだったのではないか」と批判した。

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