錦織 最終戦出場まであと1勝 フェレールとの大一番「勝ちたい」

[ 2014年10月31日 03:49 ]

マスターズ・パリ大会の3回戦でツォンガと対戦した錦織(AP)

男子テニス マスターズ・パリ大会第4日

(10月30日 パリ)
 初戦となった2回戦に続き第3セットにもつれ込む接戦。錦織は「どっちに転ぶか分からない状況で、最後のマッチポイントで決めきれてよかった」と安どの表情を見せた。

 第1セットを6-1と30分でものにしたが、第2セットは互いにサービスをキープする展開から第9、10ゲームを落としてセットカウント1―1と追いつかれた。

 それでも「第2セットは(ツォンガの)バックに集めすぎてボールを読まれてしまった感じ」と相手の動きを冷静に分析すると、第3セットはボールを左右に散らして、自分の好機をより多く引き寄せた。

 これで大会初の8強入りし、日本人、アジア人男子初となるATPツアー・ファイナル出場へ王手を懸けた。第8シードのアンディ・マリー(英国)は8強入りして最終戦進出を決め、ファイナルの椅子は残り3つ。それでも4強入りすれば自力でファイナル切符を物にできる。

 準々決勝の相手は第4シードのフェレール(スペイン)。「この大会でも優勝しているし、ここは彼の好きなサーフェス。彼の思い通りにならないようにプレーして何とか勝ちたい」。試合直後にもかかわらず、その目はしっかりと大一番を見据えていた。

 

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