逸ノ城、最速の新関脇 碧山も関脇、勢は小結

[ 2014年10月27日 06:35 ]

 日本相撲協会は27日、大相撲九州場所(11月9日初日・福岡国際センター)の新番付を発表し、新入幕だった9月の秋場所で13勝と活躍したモンゴル出身の逸ノ城が一気に11枚上がって新三役となり、西関脇に座った。幕下付け出しデビューから所要5場所の新三役は昭和以降最速で、新入幕の翌場所に関脇へ昇進するのも昭和以降で初めて。

 碧山がブルガリア出身では琴欧州以来2人目の新関脇になり、東に就いた。勢は師匠(元幕内北勝鬨)が伊勢ノ海部屋を継いでから初の新小結となって西に。新関脇の先場所負け越した豪風が東小結に降下した。

 大鵬に並ぶ史上最多の32度目優勝と4連覇を懸ける横綱白鵬が東の正位を守った。西横綱は鶴竜で、先場所を右目周辺の骨折で途中休場した日馬富士が東横綱。大関陣は東に琴奨菊、西に稀勢の里と豪栄道で先場所と変わらなかった。

 ロシア出身の阿夢露が初土俵から所要74場所と外国出身力士で最も遅い新入幕を果たした。元小結の栃ノ心、徳勝龍、誉富士、琴勇輝が幕内に返り咲いた。新十両は、伝統の出羽海部屋から4年ぶりの関取復活となった出羽疾風、岩崎改め英乃海、琴恵光、達改め輝の4人。天鎧鵬と栃飛龍が十両に復帰した。

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2014年10月27日のニュース