遠藤 秋巡業“MVP”左手首痛も「妥協しなかった」

[ 2014年10月27日 05:30 ]

白鵬(左)とぶつかり稽古で息が上がる遠藤

 大相撲秋巡業最終日は山口県防府市のソルトアリーナ防府で行われ、日本人ホープの遠藤(24=追手風部屋)が“MVP”の評価を受けた。この日は照ノ富士らと12番の稽古をこなし、最後は白鵬の胸を借りてぶつかり稽古も行った。尾車巡業部長(元大関・琴風)は「遠藤は精力的に一番稽古をやった。白鵬が胸を出していたしプラスになる。必ず結果はついてくる」と今巡業の奮闘を高く評価した。

 その遠藤は「金沢巡業あたりで痛めた」と実は左手首に痛みを抱えていた。それでも「自分のためと思って、この手首でも妥協しなかった」。秋場所では3勝12敗に終わっただけに、ケガを言い訳にせずに精進した。長かった秋巡業を乗り越え、九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)で巻き返しを狙う。

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2014年10月27日のニュース