高梨 夏のジャンプ台記録で4連覇「凄くうれしいです」

[ 2014年10月20日 05:30 ]

表彰台で笑顔を見せる(左から)伊藤、高梨、松橋

 ノルディックスキー伊藤杯サマーファイナル大倉山ジャンプ大会は19日、北海道・札幌市大倉山ジャンプ競技場(HS134メートル、K点120メートル)で行われ、女子は18歳の高梨沙羅(クラレ)が1回目に夏の女子ジャンプ台記録を更新する134・5メートルをマークし、2回目も125メートルにまとめ、合計259・6点で4連覇した。

 高梨が1回目に女子の夏のジャンプ台記録(従来は07年10月、?西賀子の131メートル)を7年ぶりに更新する134・5メートルで優勝を飾った。昨年8月に141メートルを飛んだものの、着地で手をついて、記録には認められなかった。それだけに、「内容はまずまず。バッケンレコードは凄くうれしいです」と、声を弾ませた。

 ソチ五輪4位の悔しさをバネにさらなる進化を遂げた。練習では1日3~5本でジャンプに集中し、1本の精度を高めた。その結果、今夏は国内外の大会で11連勝と無敵だ。また今月に入って、4年後の五輪開催地、韓国・平昌のジャンプ台で計20本を飛んだ。「自分にはプラスになった。会場にお客さんが入るとかイメージしてきました」と笑顔で振り返る。今季のW杯個人総合3連覇、さらに18年平昌五輪の金メダルに向け着実に階段を駆け上がっている。

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2014年10月20日のニュース