新国立競技場の工期内完成 下村文科相「万全期したい」

[ 2014年10月3日 11:10 ]

 下村博文文部科学相は3日の記者会見で、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設について「19年春完成というタイムリミットがある。工期が遅れないよう万全を期したい」と強調した。

 新競技場の建設には、現在の国立競技場を解体する必要がある。だが日本スポーツ振興センター(JSC)の業者選定手続きに問題があったことが発覚。業者がいまだに決まらず、解体開始は当初予定の7月から12月中旬に遅れる見通しとなっている。

 下村氏はJSCの不手際を「初歩的なミスによるもので誠に遺憾だ」と批判した。

 JSCは7月に解体工事の入札を受け付けたが、業者の入札額が分かる書類を事前に開封したため、内閣府の政府調達苦情検討委員会に入札のやり直しを求められた。

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2014年10月3日のニュース