早大“逆転サヨナラ”開幕連勝!後半ロスタイムに劇的トライ

[ 2014年9月29日 05:30 ]

関東大学ラグビー

(9月28日 秩父宮ほか)
 4試合が行われ、対抗戦の早大は筑波大に19―15で勝利し、開幕2連勝とした。早大は3点を追う後半ロスタイムに総攻撃を仕掛け、最後は後半開始から途中出場したフランカー布巻峻介(4年)が逆転のトライ。筑波大は初戦の明大戦に続く開幕2連敗となった。明大、慶大もそろって勝利し、2勝とした。

 研ぎ澄まされた集中力で、早大が“逆転サヨナラ勝ち”を収めた。3点を追い後半ロスタイムに突入。ペナルティーでタッチキックを選択するとラインアウトから丁寧にボールをつなぎ、徐々に前進した。重ねたフェイズは20回。最後は布巻がインゴールに飛び込み逆転のトライ。時計は目安の3分を大きく越え、45分31秒を示していた。

 「あの状況でミスしないスキルは僕たちにない。気持ちだけでした」と布巻。前半は小さなミスを連発し、5―15で折り返し。一つのパスミス、一つのノックオンで敗戦が決まる場面で集中力を発揮した選手に、後藤禎和監督も「唯一評価できる。あそこだけはミスしなかった」と評価した。

 同点の後半ロスタイムにPGを決めて勝利した昨季に続き、筑波大戦は2季連続の劇的勝利。左膝の故障で出遅れた布巻も「みんな勝ちたいと思っていた」と笑った。

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2014年9月29日のニュース