逸ノ城「何もさせてもらえなかった」…100年ぶり新入幕V夢散

[ 2014年9月28日 05:30 ]

白鵬に敗れ支度部屋でがっくりと肩を落とす逸ノ城

大相撲秋場所14日目

(9月27日 両国国技館)
 白鵬に左上手で投げ転がされ、左腕や背中に土をつけた逸ノ城は「思い切りいって良かった。長く相撲を取れたんでうれしい」と振り返った。

 左変化した前日13日目の鶴竜戦とは違い、憧れの横綱とがっぷり四つに組んだ。しかし得意の左上手を最後までつかめなかった。「何もさせてもらえなかった」と力量差を痛感させられた。

 それでも今年初場所の幕下15枚目格付け出しデビューから5場所目で、現役最強力士と優勝を争う直接対決を経験。「夢がかなったみたい。こんなに早く(挑戦の機会が)来るとは思ってなかったんで」と少し笑みを見せた。

 千秋楽は元三役で今場所10勝と好調の業師、安美錦と対戦する。白鵬に1差をつけられたが、まだ優勝決定戦の可能性もある。「まだ終わりじゃない。思い切りいきます」と気合を入れ直した。

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