田児“騒動”に苦笑「きょうに関しては風は一定。フェアだった」

[ 2014年9月25日 14:54 ]

 アジア大会のバドミントン男子シングルス1回戦で、世界ランク4位の田児賢一(25=NTT東日本)が格下のネパール選手を2―0で下し、2回戦に進出。「きょうに関しては風は一定。フェアな風だった」と振り返った。

 
 21日の団体日韓戦のシングルスで、無風の第1ゲームから一転、第2ゲーム以降向かい風に襲われ逆転負けを喫してから4日。韓国が有利になるよう空調が操作された可能性があることを指摘し、大騒動に発展したことについて「Yahooとか載っちゃうし、あんなになるとは思わなかったよ」と苦笑いを浮かべ、「風が吹いているのが驚きなんじゃなくて、いきなり吹いたのが驚きだった」と、あらためて団体で受けた風について説明した。
 
 23日には韓国紙の中央日報が、大会組織委員会幹部が風の操作を否定したと報道。組織委の調整官は空調に風量などを調節する機能がないと主張し、20日に電力使用量増加で停電が起き、21日は空調を1時間稼働させて30分間停止させることを繰り返していたという。調整官は「審判委員長も冷房を点検し、問題がないと確認した」と説明していた。
 
 団体での風について、田児は「納得したかって言われると納得してないよね」と素直な心境を吐露。その上で「韓国の選手もすごくいい選手。一番悔しかったのは結果を出せなかったこと。自分も勝って、チームも勝ってれば最高だった」とした。
 
 シングルスでは団体の悔しさを晴らすためにも、メダルが欲しい。「起きたことに対応できるように準備をして、個人戦をやっていきたい。納得いかない部分はあるけど、バドミントンで(騒動を)おさめたいね」と進撃を誓った。

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2014年9月25日のニュース