沙保里V4必ず!“要増量”旧階級も…フカヒレでパワー注入

[ 2014年9月25日 09:14 ]

大会マスコットが描かれたトートバックを手に笑顔の吉田

仁川アジア大会

 霊長類最強女子が高級フカヒレパワーで体重差を吹き飛ばす。レスリング女子55キロ級の吉田沙保里(31=ALSOK)が大会4連覇に向けて韓国入りし、「気負いもなく平常心で落ち着いている。元気いっぱいです」と自信を漂わせた。

 4日にウズベキスタンで行われた世界選手権では、新階級の53キロ級で世界大会15連覇を達成。今大会は旧階級で実施されるため2キロ重い55キロ級での出場になる。

 世界選手権前に体重は一時51・7キロまで落ち、今度は減量から増量の必要に迫られた。「日本に帰った日は焼き肉を食べたし、食べたいものを好きなだけ食べてきた」。韓国入り前夜は、栄和人監督らと東京・赤坂の高級中華料理店で2万8000円のコースに舌鼓を打ち、中でも巨大なフカヒレの姿煮が絶品だったという。

 それでも現状は53・5キロまで戻すのが精いっぱい。栄監督は「こっちでも焼き肉を食べに行く」というものの、28日の試合までに暴飲暴食して体重を合わせても意味はない。吉田は「体重差はちょっとあるかもしれないけど、自分のレスリングスタイルを貫いてやりたい」と割り切って試合に挑む。

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2014年9月25日のニュース