萩野の金に韓国紙も驚き「日本の新鋭が異変起こした」

[ 2014年9月22日 10:58 ]

 仁川アジア大会の21日の競泳男子200メートル自由形で萩野公介(東洋大)が金メダルに輝き、韓国水泳界のスター朴泰桓が3連覇を逃したことに、韓国紙は22日付の紙面で「日本の新鋭が予想を覆し、異変を起こした」(朝鮮日報)などと驚きとともに伝えた。

 韓国ではこれまで、朴泰桓と中国の孫楊による「一騎打ち」一色の報道だった。割って入った萩野について同紙は「韓中日『水泳三国志』」との見出しを取り、レース展開を詳しく伝えた。東亜日報は「パワーみなぎる土壇場のスパートで金を獲得」と表現し、萩野の談話として「2人の巨人に勝てるとは思わなかった」と紹介した。

 一方、中央日報は萩野が「先進的な日本のシステムで成長した選手」とし、孫楊も中国政府から巨額の支援を受けていると説明。企業支援を打ち切られるなど、朴泰桓を取り巻く環境の悪さを大きく報じた。(共同)

続きを表示

2014年9月22日のニュース