入江 貫禄の連覇、萩野下し今季世界最高「気持ちよく泳げた」

[ 2014年9月22日 05:30 ]

アジア大会男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得しガッツポーズの入江

仁川アジア大会第3日

(9月21日)
 貫禄の強さで2連覇を達成した。男子100メートル背泳ぎ決勝で入江は残り25メートルで前を泳ぐ中国の徐嘉余をかわし、トップでゴール板を叩いた。

 記録は自身の日本記録に0秒10に迫る52秒34。徐嘉余と並ぶ今季世界最高記録に、力強いガッツポーズ。「絶対勝ちたいという気持ちがあった。納得のいくタイムだし、まずまず。気持ちよく泳げた」と笑顔。直前の萩野のレースにも刺激を受け「本当に気合が入った。目の前に良いレースが見られて、(萩野)公介に感謝」と相乗効果を口にした。

 昨秋に椎間板ヘルニアを発症してから1年。体幹強化と同時に体の左右のバランスを意識するようになった。この日もウオーミングアップで映像を見ながらギリギリまで左右差を調整。スピードを出すためにチューブトレーニングで直前まで体を動かした。「目指すは世界新。世界新記録を取らないとリオの金はない」。背泳ぎ王子がさらなる高みを目指す。

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