萩野 ぶっち切り2年連続メドレー2冠、アジア大会へ弾み

[ 2014年9月8日 05:30 ]

日本学生水泳選手権男子400メートル個人メドレーで2連覇し、2位の早大・瀬戸大也(右)と健闘をたたえ合う東洋大・萩野公介

 水泳の日本学生選手権最終日は7日、横浜国際プールほかで行われ、萩野公介(20=東洋大)が男子400メートル個人メドレーを4分9秒62の大会新で制し、個人メドレー2年連続2冠を達成した。瀬戸大也(20=早大)は4分13秒73で2位だった。同200メートル平泳ぎは小日向一輝(20=明大)が2分9秒85で100メートルと2冠。女子100メートル自由形は内田美希(19=東洋大)が54秒54で勝ち、リレーも合わせて4冠に輝いた。

 萩野がぶっち切りで勝った。「10秒を切ることが目標だった。うまくアジア大会につなぐことできた」。得意の背泳ぎで後続をぐんぐんと引き離した。800メートルリレーに備えて最後の自由形はスピードを上げなかったが、2位に4秒11の大差をつける圧勝。8月のパンパシフィック選手権ではリレーを含め金2、銀3を獲得したがタイムは伸びず「テンポを上げてもタイムが変わらない」と今大会は最後までしっかりかく泳ぎを意識した。

 19日開幕のアジア大会(韓国・仁川)に向けて「4~5秒台を狙ってというか、出さないといけないタイム。積極的に狙いたい」と大記録へ意気込みを口にした。一方、瀬戸はスタートした瞬間に両足の太腿にけいれんを起こしそうになり、精彩を欠いた。残り50メートルは意地を見せて2位を死守し「きょうはどこもいいところがなかった。アジア大会は悔しさをぶつけたい」と雪辱を誓った。

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2014年9月8日のニュース