錦織 8強入りへ“100球リターン”高速サーブ対策万全

[ 2014年9月2日 07:16 ]

男子シングルス4回戦に向け、調整する錦織圭

テニス全米オープン第7日

(8月31日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 男子シングルスで第10シードの錦織圭(24=日清食品)は日本男子92年ぶりの8強入りに向けて会場内のコートで約1時間半の練習を行った。第5シードのミロシュ・ラオニッチ(23=カナダ)との4回戦は、第8日の注目カードとして1日午後7時(日本時間2日午前8時)から始まるナイトセッションの第2試合に組まれた。女子シングルス4回戦では第5シードのマリア・シャラポワ(27=ロシア)が、第10シードのキャロライン・ウォズニアッキ(24=デンマーク)に敗れた。

 錦織が“100本ノック”で8強への調整を進めた。ベースライン内側からマイケル・チャン・コーチが打つサーブを返球。「ラオニッチ戦はリターンがキーになるし、いかに少ないチャンスを生かせるか」と1メートル96のラオニッチが放つ角度のある高速サーブに対応すべく、約100球繰り返し受けて感覚を養った。

 4回戦まで勝ち上がったことで18万7300ドル(約1951万円)を獲得。シーズン獲得賞金額で初めて200万ドル(約2億830万円)を超えた。着実に成長する錦織にとってセンターコートでのナイトセッションは初めての舞台。昼夜で観客が入れ替わり、夜の2試合のためだけのチケットとあって人気の選手、試合が組み込まれる。ラオニッチとの次世代対決は4回戦屈指のカード。2カ月前のウィンブルドンで、同じ4回戦で対戦して敗れた錦織にはリベンジのチャンスでもある。

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2014年9月2日のニュース