桐生 右足、股関節に痛みも アジア大会Vを 

[ 2014年8月19日 17:26 ]

 仁川アジア大会の開幕まで1カ月となった19日、陸上男子短距離代表10人が北海道恵庭市の屋内施設で練習を報道陣に公開し、100メートルで日本人初の9秒台突入が期待される18歳の桐生祥秀(東洋大)は「タイムはどれだけ出るか分からないが、優勝を狙って頑張りたい」と抱負を述べた。

 6月から右足裏痛を抱える桐生は、銅メダルを獲得した7月の世界ジュニア選手権から股関節にも痛みが出ているという。この日はリレーのバトンパス練習など、軽めの内容で切り上げた。土江寛裕コーチは「全く心配ない状態といえばうそになる」と明かした。

 9月の日本学生対校選手権は200メートルと400メートルリレーに出場して仁川入りする計画で、桐生は「けがのことを考えていてもしょうがない。この状態でどこまで試合に臨めるか。現地入りしたら勝手に(スイッチが)入ると思う」と話した。

 山県亮太(慶大)は痛みのあった腰の状態も良く、軽快な動きを見せた。「タイムと走りの感覚がいい感じで一致している。ベストな走りと順位を持って帰りたい」と誓った。

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2014年8月19日のニュース