遠藤人気 どえりゃー勢い!名古屋チケット売り上げ35%増

[ 2014年7月2日 05:30 ]

相撲ファンにうちわを配る遠藤

 大相撲の西前頭5枚目の遠藤(23)が1日、名古屋場所(13日初日、愛知県体育館)の番付発表後初の朝稽古を行った。追手風部屋が宿舎を構える三重県鈴鹿市の稽古場には約150人の地元ファンが集結。新十両の大栄翔と8番取って7勝と軽めの調整で終えると「場所に向けてしっかり稽古をする」と3場所ぶりの勝ち越しへ意気込んだ。

 名古屋でも“遠藤人気”は健在だ。チケットの売れ行きは昨年の現時点よりも3割5分増。千賀ノ浦名古屋場所担当部長(元関脇・舛田山)は「既に去年より3000万円近く売り上げがいい」と説明し、「石川出身の遠藤が(中部・北陸地方の)ご当地場所であることも影響している」と要因を明かした。

 午後に名古屋市内で行われたうちわ配布イベントでも、稀勢の里、琴奨菊の2大関を超える長蛇の列ができた。師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)によれば、今場所前は出稽古をしない方針だが、大勝ちすれば新三役も見えてくる。「いつまでも経験、経験と言ってられない」。自身の活躍で暑い名古屋をさらに熱くするつもりだ。

続きを表示

この記事のフォト

2014年7月2日のニュース