福原愛 国内復帰初戦で感謝の完勝「前の自分を超えたい」

[ 2014年6月21日 05:30 ]

左足小指の疲労骨折から復帰し、笑顔の福原愛

荻村杯ジャパン・オープン第3日 福原4―0トロシネワ

(6月20日 横浜文化体育館)
 福原愛(25=ANA)が女子シングルス1回戦で、エレーナ・トロシネワ(ロシア)に4―0で快勝した。左足小指の疲労骨折で5月のJA全農世界卓球団体戦を欠場した福原は、前週の韓国オープンに出場したが、国内では今大会が復帰初戦。まだ完璧な状態ではないものの、連覇に向けて好発進した。石川佳純(21=全農)も1回戦を勝った。

 絶好調時とは、感覚がまるで違った。マッチポイントからのショットがオーバーすると、福原は「絶対に入るって思ったボールが入らなくて…」と苦笑い。それでも、格下のトロシネワをストレートで退け、連覇へ好スタートを切った。

 左足小指の疲労骨折で5月のJA全農世界卓球団体戦を欠場。今月に入ってから本格的に練習を再開し、5カ月ぶりに復帰を果たした先週の韓国オープンは2回戦で敗退した。今大会は国内復帰初戦。「日本のみなさんの前で、感謝しながらプレーできた」と笑顔を見せた。

 16年リオデジャネイロ五輪に向け、全日本7度制覇の馬場(旧姓星野)美香氏を新コーチに迎えた。故障した足への負担を減らすためスタンスを小さくし、ラケットも替えた。

 「一日も早く、前の自分を超えられるようにしたい」。連覇を達成して、まずは完全復活をアピールする。

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2014年6月21日のニュース