2度の心臓手術 コンプトン2位「救急車は呼ばないで」

[ 2014年6月16日 05:30 ]

全米オープン第3日

(6月14日 米ノースカロライナ州パインハースト パインハースト・リゾート=7562ヤード、パー70)
 12歳と29歳時に心臓の移植手術を受けているエリック・コンプトン(34=米国)が2日目の68に続いて3日目も67という好スコアで回り、首位のカイマーに5打差の2位に浮上した。2度目の手術の時には医師から「あと20分しか持たない」と言われたが、12時間の手術に耐えてカムバック。18番グリーンにやってくると「救急車は呼ばないで」とジョークでギャラリーを笑わせたが、すぐに嵐のような拍手がわき起こった。

 3季目となる米ツアーで勝利はなく、今季の賞金ランキングは76位。だが、移植手術を経験した選手による初のツアー制覇をメジャーで達成するという歴史的な快挙を視界に捉えた。

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2014年6月16日のニュース