北島選手、競技団体役員に　東京都水泳協会で理事就任

　競泳男子平泳ぎで２００４年アテネ、０８年北京と五輪２大会連続２冠に輝いた北島康介選手（３１）＝日本コカ・コーラ＝が、日本水泳連盟に加盟する東京都水泳協会の理事に就任することになった。１２日の協会理事会で次期理事候補者として承認された。北島選手が競技団体の役員に就くのは初めて。２７日の評議員会で正式に決まる。任期は２年。

　関係者によると、東京都水泳協会は地元で開催される２０年東京五輪に向けて選手の発掘や育成に力を入れる方針で、財政基盤の充実が課題となっている。北島選手は競技を続けながら会社も経営しており、同協会はマーケティングの分野での助言に期待している。