元十両丹蔵が断髪式「幸せだった」と号泣、今後は整体の道へ

[ 2014年5月31日 19:10 ]

 大相撲夏場所限りで現役を引退した元十両丹蔵の寺下隆浩氏(30)=石川県出身、阿武松部屋=が31日、千葉市内のホテルで断髪式を開き、貴乃花親方(元横綱)や錣山親方(元関脇寺尾)ら約130人がはさみを入れ、師匠の阿武松親方(元関脇益荒雄)が大銀杏を切り落とした。

 寺下氏は東洋大相撲部から2007年春場所に初土俵を踏んだ。右膝の大けがを克服して12年秋場所で新十両。十両には通算8場所在位した。今後は整体の道に進む。

 寺下氏は断髪式で「十両昇進は厳しいと思ったが、親方とおかみさんに引き上げてもらった。阿武松部屋に入って本当に良かった。幸せだった」と大粒の涙を流し、声を震わせた。

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2014年5月31日のニュース