内村 10月長崎国体出場へ 過密日程も“地元愛”で決断

[ 2014年5月16日 05:30 ]

 万能キングが地元で舞う。体操男子個人総合の12年ロンドン五輪金メダリスト・内村航平(25=コナミ)が10月の長崎国体(成年男子)に出場することが15日、分かった。福岡県北九州市生まれで長崎県諫早市育ちの内村にとっては、地元開催の大舞台。内村の父・和久氏が長崎県の監督を務めることも決定しており、親子で共闘する。

 団体総合の金メダル奪回、個人総合5連覇を目指す世界選手権は、10月3~12日に中国・南寧で行われる。内村は同13日に中国から帰国予定で、国体の成年男子は2日後の15日。超過密スケジュールだが、地元への熱い思いが決断の決め手になった。周囲には「タフさが売りなんで頑張る」と話しているという。

 過去2度の国体出場は東京代表で、長崎代表としては初出場になる。内村は首から肩にかけての左僧帽筋を痛めながら、9~11日の全日本選手権で男女通じて史上最多の7連覇を達成。6月のNHK杯(東京・国立代々木競技場)、世界選手権も負けなしで突っ走り地元でキングの貫禄を見せつける。

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2014年5月16日のニュース