遠藤効果抜群!総見7年ぶり8000人 白鵬に全敗も手応え

[ 2014年4月30日 05:30 ]

早朝から多くのファンで埋まった両国国技館

 大相撲の夏場所(5月11日初日)の横綱審議委員会による稽古総見が29日、両国国技館で一般無料公開で行われ“遠藤効果”もあって7年ぶりに8000人が集まった。

 6勝9敗と負け越した先場所に続き、今場所も上位総当たりとなる東前頭4枚目・遠藤(23=追手風部屋)が土俵に上がる度に拍手と大歓声が響く。豪風、隠岐の海ら実力派平幕力士とは7番取って4勝。負けると立ち見まで出た観客席から「あ~」というため息が漏れた。その後は、白鵬にも指名されて4戦全敗だったが「春巡業で横綱から指名された時よりも自分なりに当たれた。上位経験者にも立ち遅れなかったので、当たってからの相撲を磨きたい」と手応えを口にした。

 不祥事でファンが激減した3年前の稽古総見は1000人台しか集まらなかっただけに、横審の内山斉委員長(読売新聞グループ本社顧問)も「遠藤は人気がある。若手が台頭すると相撲人気が出てくる」と遠藤効果を実感。夏場所に向け、角界の人気を支える23歳のホープは「先場所負け越したので今場所は絶対に勝ち越したいという気持ちで臨む」と宣言した。

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