稀勢の里 白鵬と異例ぶつかり稽古“無言の激励”もらった

[ 2014年4月21日 05:30 ]

春巡業で稀勢の里に稽古をつける白鵬(右)

 大相撲の春巡業が茨城県笠間市で行われ、大関・稀勢の里(27=田子ノ浦部屋)が横綱・白鵬から“無言の激励”を受けた。

 右足親指のケガの影響もあって今月の巡業朝稽古はこれまで土俵上での稽古を控えていたが、この日は幕内・千代鳳を指名して9戦全勝。その後、ぶつかり稽古で白鵬に指名されると5分間にわたって胸を出してもらった。

 伸び盛りの若手が稽古をつけてもらうことはあっても、大関が横綱から“かわいがり”を受けるのは珍しい光景。白鵬は「ご想像にお任せします」と多くを語らなかったが、新横綱となった鶴竜に先を越された稀勢の里を叱咤(しった)激励するという意味合いもあった。大関は「光栄なことです」と感謝の意を示すとともに、夏場所(5月11日初日、両国国技館)に向け「鍛え直して思い通りに体が動くようにしたい」と気合を込めた。

続きを表示

2014年4月21日のニュース