桐生 出雲でフィーバー御礼V、例年5倍の5000人来た

[ 2014年4月21日 05:30 ]

出雲陸上の男子100メートルに出場、10秒26で優勝した桐生祥秀(右)

 “桐生フィーバー”が巻き起こった。出雲陸上が島根・浜山公園陸上競技場で行われ、今季初めて男子100メートルに出場した桐生祥秀(18=東洋大)が予選10秒33(追い風1・8メートル)、決勝は10秒26(同0・6メートル)で優勝した。

 「決勝で(10秒)2台は予定通り。次につなげられそうなレースだった」。日本初の9秒台に期待がかかる18歳が出場し、会場には例年の5倍の約5000人が詰めかけ、レース後は地元の中高生からサインや握手を求める声が殺到した。

 32年ロサンゼルス五輪男子100メートルで6位の故吉岡隆徳氏の出身地・出雲で行われている同大会は「吉岡隆徳記念」として開催されており、「(故吉岡氏に)あやかって、世界で入賞できる力をつけていきたい」と気合十分。29日の織田記念国際(広島)で9秒台を狙う。

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2014年4月21日のニュース