かすみがうらマラソン 長谷川、佐藤がV シドニー派遣

[ 2014年4月21日 05:30 ]

<第24回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会>フルマラソン男子優勝の長谷川淳と女子優勝の佐藤由美はトロフィーを手に笑顔

 第24回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会(スポニチ主催)は20日、茨城県土浦市の川口運動公園北側交差点スタート、同陸上競技場ゴールで過去最多の2万7423人がエントリーして行われ、男子フルマラソンは長谷川淳(29=SUBARU)が2時間14分20秒の大会新記録で、同女子は佐藤由美(37=鶴岡市体育協会)が2時間53分29秒で優勝した。2人は姉妹マラソンとして提携するシドニーマラソン(9月21日)へ派遣される。

 <男子フルマラソン 長谷川が自己新&大会新>25キロすぎから独走態勢に入った長谷川が、大会記録を12年ぶりに3分以上更新する圧勝劇。フルマラソン7度目で初V、しかも自己ベストも更新し「素直にうれしいです。こういうの(月桂冠)はテレビでしか見たことがなかったので」と相好を崩した。専大時代は2~4年時に箱根駅伝に出場。2年前にマラソンに転向した29歳は「次の目標はサブテン(2時間10分以内)。そして世界に行きたい」と来年の世界陸上北京大会出場を目指す。

 <女子フルマラソン 佐藤腹痛も冷静対処>佐藤が貫禄の優勝を果たした。かつて実業団の強豪・資生堂の主将も務めたランナーは、トップ集団にいた30キロ付近で腹痛によりトイレに立ち寄るアクシデントも冷静に対処。ペースを一気に速めて、35キロ付近でトップを奪い返した。初出場での頂点に「粘り強く走れた。優勝はめったにないのでうれしい」と話した。3年前に実業団を引退。地元の山形県鶴岡市で働きながら市民ランナーを続ける37歳は「走ることは気持ちいい」と喜びを再確認していた。

続きを表示

2014年4月21日のニュース