萩野に強敵 フェルプス復帰 大会出場はロンドン以来

[ 2014年4月16日 05:30 ]

ロンドン五輪の競泳男子100メートルバタフライで獲得した金メダルを手に笑顔のマイケル・フェルプス

 五輪3大会で計18個の金メダルを獲得した競泳男子のマイケル・フェルプス(28=米国)が、24日からアリゾナ州メサで開催されるアリーナGPで現役に復帰することになった。バウマン・コーチによればエントリーしたのは50メートルと100メートルの自由形と100メートルのバタフライ。大会に出場するのは4つの金メダルを獲得した12年ロンドン五輪以来となる。

 同コーチは「どの程度泳げるかを試す。現時点で完全に復帰するとは言えない」と語ったが、フェルプス自身は昨秋から練習を再開。米国反ドーピング機関による半年間の薬物検査プログラムも終了しており、多くの関係者がフェルプスの本気を感じ取っている。

 フェルプスは200メートルと400メートルの個人メドレーだけでなく自由形、バタフライ、背泳もこなし、過去39回の世界記録を樹立。16年リオデジャネイロ五輪を目標にしてくると、日本のエース、萩野公介(19=東洋大)と種目が重なる。萩野を指導する平井コーチは「ものが違う。脅威は脅威」と警戒感を口にした。また、個人メドレーとバタフライを得意とする瀬戸大也(19=JSS毛呂山)は「何秒出るのか楽しみ。五輪に向けて上げてくると思う」と対戦に期待した。

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2014年4月16日のニュース