倉本協会会長 松山にスイング改造提言「ケガ治す近道」

[ 2014年4月14日 05:30 ]

USPGAツアー マスターズ第3日

(4月12日 米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 オーガスタを訪れている日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長が出場3度目にして初めて予選落ちを喫した松山英樹(22=LEXUS)にスイング改造を提言した。倉本氏は不本意な成績に終わった松山について左手首のケガによる影響が大きいと指摘。その上で「ケガを治すにはスイングを変えるのが一番の近道」と語った。

 松山のスイングについて倉本氏は、同タイプで故障歴のある伊沢利光、丸山茂樹、芹沢信雄の3人の名前を挙げ、「ダウンスイングの手首の使い方がみんな似ている」という。手首の使い方とは、ダウンスイングからインパクトにかけて左手の甲が地面を向くように下りてくること。さらに、左手の小指から中指までの3本で強くグリップすることでアドレスでつくった左手首の角度が内側に折れ、インパクトでより負担が大きくなるという。よって、手首を痛め、次に肘、肩、首と痛みが続くことがあると話した。

 ただ、マスターズのテレビ解説を務める芹沢氏は「ジュニア時代からやってきたスイングだから、なかなか直すのは難しいけど」と語る。倉本会長の助言は、松山にとって検討の余地がありそうだ。

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2014年4月14日のニュース