渡部香生子 3年ぶり自己新連発!100M平泳ぎで初V

[ 2014年4月11日 05:30 ]

表彰式で笑顔の女子100メートル平泳ぎ1位の渡部(右)と2位の鈴木

競泳 日本選手権第1日

(4月10日 東京辰巳国際水泳場)
 女子100メートル平泳ぎでは渡部香生子(17=JSS立石)が1分6秒53と自己記録を約3年ぶりに更新し、初優勝した。

 女子100メートル平泳ぎでは渡部が自己ベスト2連発で大会初優勝を飾った。予選で1分6秒96の高校新記録を叩き出し、決勝では1分6秒53と更新。

 「中3の時に出したタイム(1分7秒10)をずっと上回れなかったのが、約3年ぶりにベストを更新できてうれしい」とロンドン五輪銅メダルの鈴木聡美に競り勝った決勝以上に、自らの壁を突き破った予選の泳ぎを喜んだ。

 昨年は不振の最中で本職の200メートル平泳ぎで世界選手権代表入りを逃すなど失意を味わった。直後の5月からはシドニー五輪女子100メートル背泳ぎ銀メダルの中村真衣さんらを育てた竹村吉昭コーチに指導を受け始めた。竹村コーチから真っ先に言われたのは「つらい時こそ笑顔でやりなさい」ということ。浮き沈みのあったメンタル面が安定し、泳ぎもたくましく成長。「緊張もしたけど楽しく泳げた」と1年前の涙を払しょくする笑みが浮かんだ。

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